かに座の大学生日記

放送作家を目指す、かに座の大学生の頭の中を文字に起こすブログです。

アルコ&ピースのANNが爆散した

2016年3月24日、正式には25日だが、
この日、アルコ&ピースの
最終回を迎え、爆散した。

単発回がハネて3年間も続いた
昇格と降格を繰り返し、毎年3月6日に
セカオワRPGを聴いて涙した
オールナイトニッポンシリーズが爆散した。

深夜ラジオの出待ちをするなんて
3年前の自分にはとても想像できないだろう。
それほどこの番組を愛していたし、
この番組から世界が広がった。
この番組に出会えていなかったら
ラジオというメディアの素晴らしさに
気付けなかったかもしれない。

約300人のリスナーがニッポン放送に集まり
アルコ&ピースを囲んで最後の想い出を
共有していた。
その場に入れて本当に良かったと思っている。
来ていなかったら一生後悔していた
かもしれない。人生において一生忘れる事の
ない、大切で、貴重な思い出になった。


アルピーのラジオを聴き始めたキッカケは
というと、高二の夏休み明け、
部活も適当にこなし勉強にも精を出さず
ダラダラと日々を送っていた僕に、
とある知人から面白いラジオがあると
勧めてもらったからだ。
後になってわかることだが彼は
アルピーの番組にも、それ以外の
番組でも良くメールが読まれる
生粋のハガキ職人だった。

そんな彼と出会うきっかけとなったのは
ももクロオタクという共通点なので
本当の原点はももクロちゃん
あるのだがそれはまた別の話。
あまり連絡を取らなくなってしまった
けど彼には感謝している。
ありがとう丸刈りマルゲリータさん。

アルコ&ピースのオールナイトニッポン
シリーズが好きだった理由はなんなのかと
考えてみる事がある。
良く言われているが、この番組は
ディレクター陣営、リスナー、
そしてアルピーの2人が絶妙な三角形を
形成しており、それぞれが本気で面白い
番組を作り上げてくれている。
誰が欠けてもアルコ&ピースのオールナイト
ニッポンシリーズは完成しない。
その全員が好きだった。

自分はあまりメールを送ったりせず、
ただ聴いているだけの文字通りの
リスナーだったがそれでも凄く楽しかった。
ハガキ職人の方々もあのチームの一部だった。
ハガキ職人という人種を知って、
こんなにサイケティックで面白い人達が
深夜ラジオという空間にいるという
事実に純粋に驚いて、尊敬した。
「家族」のコーナーで読まれるような
投稿を、脳みそのどの部分を使って
生産しているのか未だに理解出来ない。
本当に凄い。

そして、深夜の生放送というコンテンツに
素晴らしくマッチしていた番組で
あったと思う。
リスナーに生電話しアタフタする様、
その日決めたテーマがたった一通の
メールで全く違うテーマになり、
企画倒れしてしまうのに、
それを許し、それを面白がれる雰囲気。
 好きだったなぁ。

アルピー2人のメールの読み方、
喋りが本当に好きだった。
平子さんと酒井さんと石井さんと
福田さんと畠山さんとかわべさんと
サイトーさんとハガキ職人さんが
創り上げる番組の空気感が
死ぬほど好きだった。

何度聞き返しても常に面白い。
毎週番組が始まるのを楽しみにしていた。
登下校時も受験勉強もアルピーの
ラジオと共に時間を過ごした。
僕の人生の何百時間かを、
この番組に費やしたという事だ。
凄く濃密で、笑ったり泣いたり感情を
揺さぶられた何百時間だった。

将来自分がどんな職業に就くのか
分からないが、自分の好きな人達と
一緒に仕事がしたいという核がある。
勿論アルピーのお二人とも一緒に
お仕事をさせて貰いたい。
どんな形になるかは分からないけど、
その時に胸をはって、ボソッと、
「ラジオ好きでした」と伝えてみたい。

アルコ&ピースのオールナイトニッポン
無い生活に4年ぶりに戻ってしまう。
それでも、他の好きなラジオ番組は
続いてくれるものもあるし、
ラジオを聴くという生活は
死ぬまで永遠に続けていくんだろう。
ラジオを聴いて死んで行きたい。

人気のアーティストを起用して
音楽イベント収益の為に、こんなに
愛されている番組を終わらせるなんて
めちゃくちゃウゼぇけど、この2人を
ラジオスターにしてくれて
ありがとうございました。
僕をラジオの世界に引き込んでくれて
ありがとうございました。

宗岡さん。
アルコ&ピースのオールナイトニッポン
シリーズを創り出してくれて
本当にありがとうございました。

爆散。